スクラッチプログラミング - リストとは?かんたんなつかいかたをせつめいします

👉
Pyxofy が電子書籍を出版しました!Scratch の基本をまとめた「きょうからはじめるスクラッチプログラミング入門」 詳細はこちら → Pyxofy Books

サンプルさくひんを見てみよう

今回(こんかい)は、「リスト」についてしょうかいします。

さいしょに、下のプロジェクトをためしてみてください。画面(がめん)の左上にあるのが、「リスト」です。

  1. ネコがセリフをいう
  2. あなたは、くだもののなまえを入力(にゅうりょく)する
  3. くだものがリストに追加(ついか)される

(プロジェクトがひょうじされないばあいは、ScratchのPyxofyページをごらんください)

リストってなんだろう?

リスト」は、ふくすうの値(あたい)を入れておくためにつかいます。いくつものおなじような値(あたい)を、ひとつのリストにまとめておくことができるのです。

リストとへんすうのちがい

「値(あたい)を入れておくことができる」ということでは、変数(へんすう)とにていますね。

変数(へんすう)に入れておける値(あたい)はひとつだけですが、リストには、ふくすうの値(あたい)を入れることができますよ。

【へんすう】

  • いちどに入れておける値(あたい)は、ひとつだけ
  • あたらしい値(あたい)を入れると、まえの値(あたい)はきえてしまう

【リスト】

  • いちどにふくすうの値(あたい)を入れておける
  • あたらしく値(あたい)を追加(ついか)していくことができる

リストのせつめい

リストにのっている情報(じょうほう)を見てみましょう。

  1. リストのなまえ
    …リストをつくるときになまえをつける
  2. 値(あたい)
    …ひとつずつオレンジのわくの中に入る
  3. ばんごう
    …値(あたい)ひとつひとつ順番(じゅんばん)に、番号(ばんごう)がつく
  4. 値(あたい)のかず
    …リストの中にいくつの値(あたい)が入っているのかを、「ながさ」であらわす
  • 「+」
    …リストに値(あたい)をついかする
  • 「=」
    …ドラッグしてリストのサイズをかえる
  • リストをながおし(右クリック)
    ・よみこみ …ファイルからデータをよみこんでリストに入れる
    ・かきだし …リストの値(あたい)をテキストファイルにかきだす

リストのつくりかた

いろいろなくだものを入れるリストをつくってみましょう。

リストは、ブロックパレットの変数(へんすう)のところでつくります。

  • リストをつくる」をタップ

どんな値(あたい)が入るのか、わかりやすいなまえをつけましょう。

  • くだもの」と入力(にゅうりょく)

くだもの」というなまえのリストができました!リストをつくると、リストでつかえるブロックがずらりと出てきますよ。

リストは、ステージの左上に表示(ひょうじ)されます。まだ値(あたい)を入れていないので、リストの中はからっぽです。

リストにあたいを入れる

リストに、くだものを6つ入れてみましょう。リストに値(あたい)を入れる方法(ほうほう)は、ふたつあります。

  1. リストにちょくせつ値(あたい)を入れる
  2. ブロックをつかって値(あたい)を入れる

1. リストにちょくせつあたいを入れる

  • ステージにあるリストの、左下の「」をタップ
  • 値(あたい)を入力(にゅうりょく)する

入力(にゅうりょく)したあとでエンターキーをおすか、ふたたび「」をタップすると、つぎの値(あたい)を入力(にゅうりょく)できます。

値(あたい)をけしたいばあいは、右がわの「×」で削除(さくじょ)できます。

「ながさ6」というのは、リストの中には値(あたい)が6つ入っていますよ、といういみです。

2. ブロックをつかってあたいを入れる

なにかをくだものについかする」ブロックをつかって、リストに値(あたい)を入れてみましょう。

  • なにか)のぶぶんに、値(あたい)を入力(にゅうりょく)する

ブロックをつかうときのちゅうい!

ブロックをつかって値(あたい)を入れたばあい、みどりのはたがおされるたびに、リストに値(あたい)が追加(ついか)されてしまいます。

はたがおされるたびにかならず、リストの中をからっぽにしてから値(あたい)が入るようにしましょう。つかうのは、「くだもののすべてをさくじょする」ブロックです。

  • 「はたがおされたとき」の下に、「くだもののすべてをさくじょする」を追加(ついか)する

リストのあたいをつかう

リストの値(あたい)をつかった、かんたなプログラムをつくってみましょう。

リストの中のどの値(あたい)をつかうのかは、リストの番号(ばんごう)できめます。つかうブロックは、「くだものの1ばんめ」です。

「くだものの(○)ばんめ」

ネコに、リストの5ばん目の値(あたい)をいってもらいましょう。

  • くだものの(5)ばんめ」を「こんにちは!という」にくみあわせる

はたをおすと、リストの5ばんめの値(あたい)「さくらんぼ」といいますよ!

「くだものの(こたえ)ばんめ」

「あなたのなまえはなんですか?ときいてまつ」ブロックをつかって、ネコとやりとりしてみましょう。

  • 「(すきなくだものは、どれ?ばんごうでこたえてね)ときいてまつ」

あなたがリストの中からえらんだ値(あたい)を、ネコにいってもらいます。「くだものの1ばんめ」に、「こたえ」をくみあわせてつかいますよ。

  • 「くだものの(こたえ)ばんめと(がすきなんだね!)という」
  • 3」を入力(にゅうりょく)したばあい

ネコが、リストの3ばん目の値(あたい)「メロンがすきなんだね!」といいました!

「きょうからはじめるスクラッチプログラミング入門」Pyxofy (著)

Pyxofy が Scratch の基本をまとめた電子書籍を出版しました。
Kindle・Apple Books からご購入ください。

詳細はこちら

まとめ

今回(こんかい)は、「リスト」についてしょうかいしました。

変数(へんすう)とにているリストですが、変数(へんすう)よりもちょっとむずかしいかもしれませんね。リストにはおなじような値(あたい)をふくすう入れておける、とおぼえておきましょう!

\この記事が参考になったら おねがいします/

かんれんきじ

Scratch (スクラッチ) - リストをつかって《かくれんぼゲーム》をつくろう
オバケがどこにかくれているかをあてるゲームをつくりながら、リストのつかいかたを見ていきましょう。リストと変数(へんすう)をくみあわせてつかう方法(ほうほう)もしょうかいします。
Scratch (スクラッチ) - リストをつかって《おみくじうらない》をつくろう
運勢(うんせい)をうらなうゲームをつくりながら、リストのつかいかたを見ていきましょう。いろいろなことばをリストに入れて、その中のどれかをうらない結果(けっか)として表示(ひょうじ)するプロジェクトです。
Start Here - Scratch (スクラッチ)
Scratch (スクラッチ)記事(きじ)のレベル別一覧です。初級、中級、上級、拡張機能にわけてまとめました。