スクラッチプログラミング - 「みため」ブロックで文字をおもしろくひょうじしよう
だんだんきえていく文字、おくからとび出してくるように大きくなる文字、カラフルにいろをかえる文字。「みため」のブロックをつかって、文字のスプライトをおもしろく表示(ひょうじ)してみましょう。
サンプルさくひんを見てみよう
まずは、サンプルさくひんであそんでみてください。
このプロジェクトでちゅうもくしてほしいのは、文字の表示方法(ひょうじほうほう)です。
- ゲームのせつめい…文字がだんだんきえる
- カウントダウン…数字(すうじ)がとび出すように大きくなる
- おわりの文字…カラフルにいろがかわる
(プロジェクトがひょうじされないばあいは、ScratchのPyxofyページをごらんください)
今回(こんかい)はこのように、スプライトの見た目をかえて表示(ひょうじ)する方法(ほうほう)をしょうかいします。
このきじをよむとわかること
- 「ゆうれいのこうか」「おおきさ」「いろのこうか」ブロックのつかいかた
- 「ブロックていぎ」でプログラムを見やすくするほうほう
すこしずつ見えなくなる
「ゆうれいのこうか」ブロックをつかうと、スプライトを見えなくすることができます。
- 「(100)かいくりかえす」
- 「ゆうれいのこうかを(1)ずつかえる」
「ゆうれいのこうか」は「100」になると、スプライトがとうめいになって見えなくなります。「1ずつかえる」ことで、すこしずつゆっくり見えなくなりますよ。
サンプルさくひんのプログラム
この記事(きじ)のさいしょにあるゲームでは、下のようなプログラムになっています。
ずらりとつながったムラサキとオレンジのブロック。どういううごきになるのか、よく見ないとわかりづらいですね。
あかでかこんだところが、「すこしずつ見えなくなる」うごきをあらわしています。
「がぞうこうかをなくす」ブロックで「ゆうれいのこうか」をなくしておきます。ふつうに見えるじょうたいにしてから、「ゆうれいのこうか」をつかうところがポイントです。
ブロックていぎ
たてにながくてわかりにくいプログラムも、ブロックていぎで見やすくなりますよ。
「すこしずつ見えなくなる」といううごきをあらわす、あたらしいブロックをつくってみましょう。
- 「見えなくなる」というなまえのブロックをつくる
- 「見えなくなる」をていぎする
「見えなくなる」ブロックをつかうと、プログラムがスッキリ見やすくなりました!
だんだん大きくなる
「おおきさ」ブロックをつかうと、スプライトのサイズをかえることができます。
- 「おきさを(10)%にする」
- 「(20)かいくりかえす」
- 「おおきさを(20)ずつかえる」
さいしょにおおきさを10%にして、スプライトを小さくしておきましょう。
サンプルさくひんでは、「おおきさを20ずつかえる」を「20かいくりかえす」ことで、もとのスプライトの大きさ(100%)より大きくなるようにしています。
カラフルにいろがかわる
「いろのこうか」ブロックをつかうと、スプライトのいろをかえることができます。
- 「(40)かいくりかえす」
- 「いろのこうかを(25)ずつかえる」
「いろのこうかを25ずつかえる」ブロックは、8かいくりかえすと、もとのいろにもどります。
サンプルさくひんでは、40かいくりかえしてカラフルにいろをかえていますよ。
(サンプルさくひんのプログラムをぜんぶ見たいかたは、 ScratchのPyxofyページから、「中を見る」でごらんください)
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まとめ
ここまで、「みため」のブロックをつかって、スプライトをおもしろく表示(ひょうじ) する方法(ほうほう)をしょうかいしました。
ブロックのくみあわせによって、いろいろな表示(ひょうじ)ができます。スプライトの見た目の変化(へんか)をたのしんでくださいね!
さて、サンプルさくひんの中でたくさん出てきたエイリアン。このエイリアンは「クローン」のブロックをつかってプログラミングしています。
次回(じかい)は、スプライトをふくせいすることができる「クローン」についてしょうかいします。
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