スクラッチプログラミング - クローンをとばす《ゾウのはなからシャボン玉》
カラフルなクローンをつくって、シャボン玉のように表示(ひょうじ)する方法(ほうほう)をしょうかいします。「どこかのばしょへいく」ブロックをつかって、ゾウのはなからシャボン玉をとばしましょう。
サンプルさくひんを見てみよう
さいしょに、下のプロジェクトをためしてみてください。カラフルなシャボン玉が、ゾウのはなから出てきますよ。
(プロジェクトがひょうじされないばあいは、ScratchのPyxofyページをごらんください)
今回(こんかい)は、「クローン」のブロックをつかってシャボン玉をとばす方法(ほうほう)をしょうかいします。
このきじをよむとわかること
- クローンのつくりかた
- ほかのスプライトのばしょからクローンをうごかすほうほう
- スプライトの中心(ちゅうしん)をずらすほうほう
ゾウのはなからシャボン玉をとばすプロジェクト
ゾウのはなからシャボン玉をとばすプロジェクトをつくってみましょう!シャボン玉には、ボールのスプライトをつかいますよ。
1. スプライトをよういする
- 「Elephant (ゾウ)」、「Ball (ボール)」のスプライトをえらぶ
2. ゾウをプログラミングする
コスチュームをきりかえたあと、ボールのクローンをつくるようにプログラミングしましょう。
- 「ゾウ」をえらぶ
- コスチュームをきりかえる
フーッとふいているかお(elephant-b)になったら、シャボン玉が出るようにしますよ。
クローンをつくろう
ゾウのコスチュームが「elephant-b」になったら、ボールのクローンをつくります。
- ボールのクローンを10コつくる
- 0.2びょうかんかくで、クローンをつくる
ゾウのプログラムができました!
3. ボールをプログラミングする
ボールのクローンを、シャボン玉のように表示(ひょうじ)してうごくようにプログラミングしましょう。
- 「ボール」をえらぶ
- さいしょはかくしておく
- クローンされたら表示(ひょうじ)する
クローンをひょうじしよう
クローンをシャボン玉のように見せるために、「むき」と「いろのこうか」をかえます。
「クローンされたとき」の下に、ブロックを追加(ついか)しましょう。
- 上のほうへうごくように、むきをかえる
- いろを、いろいろないろにかえる
むきを「(-30)から(30)までのらんすう」にして、シャボン玉を上のほうへうごくようにします。
いろのこうかを「(0)から(100)までのらんすう」にすると、カラフルなシャボン玉になりますよ。
クローンをうごかそう
クローンをシャボン玉のようにうごかしましょう。
- すこしずつ(ゆっくり)うごかす
- だんだんとうめいにして、見えなくする
- とうめいになったら、クローンをさくじょする
「ゆうれいのこうか」は、「100」になるととうめいになって、スプライトは見えなくなります。「ゆうれいのこうかを(1)ずつかえる」を「100かい」くりかえすと、ゆっくりとうめいになっていきますよ。
みどりのはたをおして、プログラムをスタートさせてみましょう。
ゾウのコスチュームが「elephant-b」になると、ボールのクローンが表示(ひょうじ)されるようになりました!
カラフルなクローン(シャボン玉)は上のほうへゆっくりとうごきながら、だんだんとうめいになって、きえます。
4. クローンのいちをかえる
シャボン玉がゾウのスプライトから出てくるようにしましょう。
つかうブロックは「どこかのばしょへいく」です。
- 「クローンされたとき」の下に、「Elephantへいく」を追加(ついか)する
シャボン玉がゾウのばしょから出てくるようになりました!
でも、ゾウのからだからシャボン玉が出てくるのはヘンですね。ゾウのはなから出てくるようにしましょう。
5. スプライトのちゅうしんをずらす
ゾウのはなからシャボン玉を出すためには、スプライトの中心(ちゅうしん)をずらすひつようがあります。
コスチュームでスプライトの中心(ちゅうしん)をかくにんしてみましょう。
- 「ゾウ」をえらぶ
- 「コスチューム」をひらく
- 「せんたくやじるし」でドラッグして、ゾウぜんたいをせんたくする
みみのちかくにある「+」マークが、スプライトの中心(ちゅうしん)です。シャボン玉はこのばしょから出てきていたんですね。
ということは、はなからシャボン玉を出すためには、スプライトの中心(ちゅうしん)をはなのところにずらせばいいですね。やってみましょう!
- ゾウをドラッグして、はなのさきに中心(ちゅうしん)をあわせる
コスチューム「elephant-a」の中心(ちゅうしん)も、おなじようにずらしておきましょう。
6. プログラムかんせい
ゾウのはなからシャボン玉をとばすプログラムができました!
シャボン玉の大きさをかえたいときは…
さいしょはシャボン玉を小さくしてだんだん大きくしたいときは、「おおきさ」のブロックを追加(ついか)してみてくださいね。
(サンプルさくひんのプログラムをぜんぶ見たいかたは、 ScratchのPyxofyページから、「中を見る」でごらんください)
「きょうからはじめるスクラッチプログラミング入門」Pyxofy (著)
Pyxofy が Scratch の基本をまとめた電子書籍を出版しました。
Kindle・Apple Books からご購入ください。
まとめ
今回(こんかい)は、クローンをシャボン玉のように表示(ひょうじ)する方法(ほうほう)をしょうかいしました。
クローンをほかのスプライトのばしょへ表示(ひょうじ)したいときは、「どこかのばしょへいく」ブロックをつかいましょう。
さて、記事(きじ)のさいしょにあるサンプルさくひんでは、はいけいが右から左へうごいているように見えましたよね。
次回(じかい)は、はいけいをスクロールさせる方法(ほうほう)をしょうかいします。
\この記事が参考になったら Tweet おねがいします/