JavaScript - コードを書くときの基本的なルール【初心者向け】

JavaScript の記述ルールを知っておこう

JavaScript を書くときは、ルールに則って記述する必要があります。ルールを守らずに記述すると、エラーになって正く動きません。

今回紹介するのは、JavaScript コードの基本的な書き方です。これからコーディングを始める初心者の方にお勧めの内容となっています。内容が細かくて難しく感じることがあるかもしれませんが、少しずつ読み進めていってくださいね。

大文字小文字は区別される

JavaScript のコードは、半角英数字を使用して記述します。その際、大文字と小文字は区別して認識されます。

例えば、下の「number」と「Number」は異なるものです。

let number;
let Number;

全角半角は区別される

コードは基本的に半角文字で記述しますが、引用符で囲まれた文字列などには、全角文字を使うことができます。

下の例では、全角数字の「１００」と日本語の「田中」を引用符で囲んで文字列として扱っています。

let number = '１００';
let name = '田中';

JavaScript では、引用符のシングルクウォート ' ' とダブルクウォート " " は、どちらを使っても正しく動きます。ただし、両方を混在させるのではなく、どちらかに統一して使うのが良いでしょう。

セミコロンで文の区切りをつける

一文の終わりには、文と文を区切るためにセミコロン ; を付けます。

let number = 100;
let name = '田中';

セミコロンで区切った文は、改行せず同じ行に複数書くこともできます。

let number = 100;  let name = '田中';

JavaScript では、一文ずつ改行されて書かれている場合は、文末のセミコロンを省略することができます。しかし、バグを防ぐためにも、文の終わりには常にセミコロンを付けるようにしましょう。

空白は無視される

空白（スペース、タブ、改行）は基本的に無視されます。

例えばイコール = の前後に、スペースがない場合とある場合、どちらも問題なく動作します。

let number=100;
let name = '田中';

一般的には、コードを読みやすくするためにスペースやインデント（字下げ）を追加します。スペースやインデントを追加するときも全角ではなく、半角スペース、又はタブを使いましょう。

単語の途中に空白を入れるのはダメ

「空白は無視される」と言っても、下の例のように、単語の途中に空白を入れてはいけません。空白を入れるのは、単語と単語の間、または文の前後などです。

le t number = 100;

コメントを記述できる

コードの説明やメモ、注意書きなどをコメントとして記述することができます。コメントはプログラムとしては実行されません。

一行の場合は、コメントの前にダブルスラッシュ // を使います。

	let number=
100;  //タブと改行が無視される例です。

  //複数の半角スペースが無視される例です。
let name   =   '田中';

複数行にわたる場合は、\* と */ でコメントにしたい部分を囲みます。

/*
半角スペースやタブ、改行などの空白が無視される例です。
下のコードは問題なく動作します。
*/
   let number=
100;

let name   =   '田中';

コメントアウト

コードの一部をコメントにすることを、コメントアウトと言います。コードを削除せずに一時的に実行されないようにすることで、動作を試すときなどに使われます。

//  let number = 100;
let name = '田中';

まとめ

今回は、JavaScript の基本的な記述ルールを紹介しました。

記述ルールが守られていないと、エラーが発生してプログラムが正しく実行されない場合があるので、コーディングをする際は注意してくださいね。

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